invention to innovation
ヘルスプラス秋号のテーマは「イノベーティブ」
innovativeとは、✴︎innovation(物事の新基軸、新しい活用法)の形容詞で、革新的なとか、斬新な、進取の、という意味で使われています。
一般的には技術系用語に思われがちですが、人が新しいアイデアや発想から社会的意義のある新たな「価値」を創造し、社会や人に大きな変化や気付きをもたらすことまで含むことから、このマガジンのミッションであるウェルビーイングの可視化を実現するキーワードと感じ採用することになりました。
以前から発明を指すinvention(インベンション)という言葉がありますが、こちらは今までなかったものを新たに世に出す、個人に帰属する発明そのものを意味するので、社会や人、組織が自律的に機能し互いに連携をとりあいながら新しい意義を共有し価値創造を行ってこそ意味を成すinnovationとは似て非なるもの、と言えるでしょう。
invention to innovation
いくら素晴らしい発明品があっても、その素晴らしさを社会全体に伝えもたらされる恩恵(ウェルビーイング的価値観)を広く社会で享受できる仕組みやそれに出逢える受け皿がなければ人のより良さは実現しません。
アフターパンデミックの時代。
人と人の繋がりがもたらすソーシャルウェルビーイングの在り方が、私たちのより良い暮らしにおいて益々重要になってきました。このウェルビーイング体感マガジンヘルスプラスが少しでも皆さんが出逢うべき<ウェルビーイング>に出逢える広場、いえ、四季折々の草花がイキイキと咲き誇る「庭」にしたい、と日々思いながら編集にあたっています。 秋は気候も爽やかに(と願いたいですが)なり、心も体もホッと一息つく季節。そんな時にはきっと心が躍る新しい発想が閃くのではないでしょうか。
Well-Being Innovative
イノベーティブなワクワクが世の中を変える
例えば、18世紀フランスの王妃マリー・アントワネットも私の中ではれっきとしたイノベーターの一人。
ヴェルサイユ庭園の一角に、世界の珍しい植物を一堂に集め学術的にも価値のある植物館を出現させたり、宮殿とは対照的な集落「村里」を学者たちを動員して忠実に再現したり。
優れた知覚力と心動かされるものへの飽くなき探究心は、イノベーターそのものとしか言いようがない。長い歴史の中で受け継がれたよりよく生きるための文化invention を、今生きる私たちのウェルビーイングとなる形に変えながらも、そのスピリットだけは守っていく。この類い稀な王妃の感性から生まれたフランスを代表する美の城ヴェルサイユ宮殿は、300年後の今もなお世界中の人々にワクワクを与え続けているのです。
「マリー・アントワネットは、過去の歴史ではなく未来に続くイノベーションである。」
フランスのニナスマリーアントワネット社の会長イディアス氏の言葉が薔薇の香りと共に蘇ってきます。
人にとってのより良い生き方は皆同じではなく、当然のことながらバリエーションは人の数ほどあります。無限大にあるより良さをデータで十把一絡げにすることはできません。それならば、一人ひとりが自身にとってのより良さを先ずは体感することがWell-Being普及の鍵となるはず。
有名無名関わらず。幸いにして繋がりには事欠かない、夢のタネをたくさん持った魅力的なイノベーターたち。そのウェルビーイング体験を、限りなく誌上で紹介していきたい。これが、新米編集長福岡真理子のマガジンや舞台作りのモチベーションであり、「ウェルビーイング可視化文化事業」の基本コンセプトとなっているのです。
秋号も素敵なウェルビニストたちがWBガーデン(マガジン)に登場します。 是非ご高覧ください。
Keep Well-Being
H+編集長 福岡真理子
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◆ 秋号コンテンツ
◆ ヘルスプラス連動イベント Salonière Academia Experience
ヘルスプラスでは、文化継承のイノベーションとして独自の発想を盛り込んだワクワク感ある文化体験共有の場Salonière Academia Experience シリーズを開催しております。
次回開催は12/1. 14:00〜(神戸御影の蘇州園)です。
詳細は下記にて改めて投稿します。
サロニエール文化アカデミアのページはこちら
https://healthplus-wellbeing.com/category/academia/salonniere/