ただただ美しいものに触れる時間を届けたい

純粋に美しいものはただそこにあるだけで私たちの心を和らげ、明日を輝かせる力を持っています。美しいもの、それは文化の主要成分なのですから。

文化とは私たち一人ひとりが「自分らしくそしてより良く生きるために不可欠なエネルギー」を産む源泉であり、それは人から人に伝わることで想像を越えた化学反応、発酵プロセスを繰り返しながら進化発展し、生命エネルギーの糧となるものです。
文化とは過ぎ去った過去の歴史ではなく、より良い未来のためのイノベーションなのです。

ニナス会長ベジット・イディアス氏との対談の中で、まさに彼は同じことを言いました。
そこで初めて彼と心が通じ合い、私たちのこれから始まる素敵な計画が芳しい香りを放ちはじめたことを直感したのです。

音楽芸術文化、人はソレがなくても生きていけるものですが、夢を持ち叶えるための人生を自らデザインしながら「より良く」生きるためには、外から必ず補わなければならない必須栄養素でもあるのです。そして、その意義や意味を伝える場がサロンであり、そのプロデューサーがサロニエール。そう、ショパリスでは、ジョルジュ・サンド、そして、トリアノンではマリー・アントワネットのように。

サロニエールには「教養」を越えた「感性」が必要だと考えています。よく、「私には、音楽の知識もないし・・・」とおっしゃる方がおられます。では、音楽芸術大学の高名な教授しかサロニエールにはなれないのでしょうか。そんなことは決してありません。美しいものを心から愛し、その幸せな要素を理解し少しでも周りの大切な方々にお伝えしたい、人への「愛」、人を想う心を豊かにお持ちの方こそが適任なのです。そこに、マナー、所作、歴史などの理論や知識が加わればパーフェクトなサロニエールが誕生するのです。

王妃マリーアントワネットから受け継がれるフランスのサロン文化をこの21世紀によみがえらせるのは、ヴェルサイユ唯一のオフィシャルパートナーであり、17世紀から続く老舗ティーブランドNINA’S MARIE-ANTOINETTE。同社が、サロン文化の継承者として活躍するサロニエールの育成と活動支援を目的とする取り組みとしてフランスと日本で同時発信させるプロジェクトが「NINA’S VANDOME ACADEMY」。ショパリスでは、このアカデミーの日本においての展開をサロン文化に欠かせない音楽的要素を丸ごと提供するサロンコンサートエクスプレスを通してサポートしていく運びとなりました。

サロニエール教育については、日本で初のフィニッシングスクールを神戸にて開校されたザ・クィーンズフィニッシングスクール校長佐藤よし子先生にご依頼し、食卓史及び美意識を中心とするサロニエール育成にご尽力いただく予定です。このように世界に先駆けて、本格的なサロン文化を学べるサロンアカデミーを今秋より神戸にて開講する、という幸せの光源となる取り組みのお手伝いがショパリスにおいてもできますことをメンバー一同幸せに感じています。ショパリス当日にはその詳細についてもご案内致しますので、是非お運びください。