このところクラシックとの新しい接し方のヒント満載のテレビ ドラマが続き、嬉しい限り。
昨年は、田中圭さんがオケの指揮者(マエストロ)役で登場する日本テレビ系水曜ドラマ枠放送の「リバーサルオーケストラ」。
そして今年は新春スタートのTBS系日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(設定は同じく、西島秀俊さん扮するマエストロが主役のドラマ)と続きます。
もともとクラシックエンタメのルーツは2008年スタートの「のだめカンタービレ」。指揮者を目指すピアニスト役は確か玉木宏さんだった記憶が。しかしクラシックエンタメはいつもオケの指揮者を中心にドラマが展開していくのはお約束のようですね。
この「のだめカンタービレ」では、久しぶりの大型のクラシックドラマということで末席にいる私も胸を躍らせたものですが、ドラマのブームが去るとともに、クラシック熱も下がり。
現在放送の番組の中でも「クラシック愛好者は日本の人口のたったの1%なんですよっ」と皮肉られるシーンもあり。。
要するに、市場にマーケットはない=存在意義もないと太鼓判を押された気分です。
クラシック音楽は、どれもこんなに美しく素晴らしいのに。
魂の妙薬とまで言われ続けているのに。結婚式などでは演奏されるのに。何故人の心に寄り添えないのか。美味しいお料理を愉しむように、説明なく五感で嬉しい!愉しい!素晴らしい!を感じることができたなら。
これが私の発想の原点であり、近年のテーマとしている自身のWell-Beingの見える化であり、延々と挑戦し続けていた課題でもありました。
その遠大なテーマに少し薄陽がさしたのが、昨年7月にフェニックスホールで上演した「ショパンとリスト〜出逢いと別れのエチュード」です。
ストーリー展開とクラシック音楽が絶妙に絡み合い、観る人たちの心の中で19世紀の音楽サロンが再現されそして響き合う「朗読音楽劇場」スタイルは、まさに今話題となっているイマーシブ(物語の中に実際に入っていくような没入感)エクスペリエンスを提供できることに手応えを感じでいる所です。
私が一番伝えたい、というか皆さんと共感したいのは後世に残る名曲、名画などの作品がこの世に誕生する瞬間に発せられる宇宙レベルの歓びのエネルギー、まさに生命アパッシオナートそのものです。
市場にマーケットがない=不要なもの、ではありません。本当に大切なものは目には見えないのだから、それを実感して見えるようにする。幸せを実感することができる作品を世に出そう!これがチームショパリス一丸となり私が目指す、Well-Being可視化事業の発露です。
今年も、ショパリスに続くイマーシブシアター作品Op.2を6月にはお届けできるように準備を進めています。
また皆さんと宇宙レベルの歓びのエネルギー生命アパッシオナートを五感で共有する時間が持てますことを愉しみにしています。
ご期待ください。
Keep Well-Being
H+編集長 福岡真理子
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